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受け継がれる能、そのはじまりの謎、翁。

About

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翁プロジェクトについて

およそ650年にわたって今日まで受け継がれてきた能。古来、能の正式な上演の場合、最初に必ず演じられていたのが「翁(おきな)」です。「翁」は能楽の源流とされるきわめて儀式的な演目で、世界の未来の平和と安泰を言祝ぐ舞です。

「翁」の成立やその意味は謎に包まれています。異なった宗教を包含し、自然と共生する姿として立ち現れる翁は、日本のみならず、人類社会全体に示唆を与えてくれる存在ではないでしょうか。

翁プロジェクトとは、展覧会と公演の両輪によって、いま一度「翁」を見つめ直し、世界に発信するものです。

Performance

PERFORMANCE

公演

自然のなかで、日本の源流に触れる

能楽シテ方五流の公演を通して「翁」を見直し、世界に発信してゆく連続公演です。

能楽にゆかりのある全国各地で、自然と季節を感じる野外能を予定しています。

熊本・喜多流 能楽「翁」
熊本で数十年ぶりの「翁」

熊本藩細川家ゆかりの水前寺成趣園能楽殿において、現代最高峰の能楽師である友枝昭世師(人間国宝)による喜多流「翁」の上演が実現する運びとなりました。熊本において「翁」が上演されるのは、実に数十年ぶりのことといわれています。

あわせて、友枝家とともに細川家の能楽を支えた櫻間家(金春流)の当代・櫻間右陣師と、大倉流小鼓方十六世宗家・大倉源次郎師(人間国宝)による一調「屋島」がございます。続いて、同じく細川家とゆかりの深い、狩野了一師によって、世阿弥の代表曲「高砂」が半能で舞われます。

また、観客席には、いけばなと建築を軸に世界中で様々な空間造形を手がける辻雄貴氏によって、水前寺成趣園の場所性と季節にちなんだ特別なしつらえが施されます。豊かな自然のなかでの、原初の「翁」をぜひとも体感して頂ければと存じます。

  • 友枝昭世
    友枝昭世

    喜多流能楽師。1940年肥後熊本、加藤家・細川家のお抱え能役者の本座・友枝家に友枝喜久夫の長男として、東京に生まれる。能楽シテ方喜多流十五世宗家喜多実に師事。重要無形文化財(人間国宝)認定。喜多流宗家預り。

  • 友枝昭世
    水前寺成趣園

    肥後細川家の初代熊本藩主細川忠利公から綱利公の三代にわたって作庭された庭園。能楽殿は明治11年、園内にある出水神社創建と同時に建立。現在の能楽殿は昭和61年に昭和天皇御在位60年を記念し、旧八代城主松井家より移築されたもの。

公演日

2021年3月9日(火)
13:00 開場 14:00 公演

※13:30より事前解説をいたします。

会場
水前寺成趣園 能楽殿
チケット
SS席
12,000円
S席
7,500円
A席
6,000円

*税込、全席パンフレット付き

お電話でのご注文も承っております。

0120-240-540

(平日10:00~18:00)

演目出演者

事前解説 13:30~

翁(喜多流) 14:00~
  • 友枝昭世
  • 三番三
    山本則重
  • 千歳
    山本凛太郎
  • 森田徳和
  • 小鼓
    幸正佳
    曽和鼓堂
    古田寛二郎
  • 大鼓
    白坂信行
  • 後見
    中村邦生
    友枝雄人
  • 地謡
    狩野了一
    金子敬一郎
    内田成信
    粟谷充雄
    大島輝久
    友枝真也
    谷友矩
    渡辺康喜
  • 狂言後見
    山本泰太郎
    山本則秀

休憩 20分

一調 八島(金春流)
  • 櫻間右陣
  • 小鼓
    大倉源次郎
半能 高砂(喜多流)
  • シテ(住吉明神)
    狩野了一
  • ワキ(阿蘇宮の神主・友成)
    坂苗融
  • ワキツレ (従者)
    坂苗功
  • 相原一彦
  • 小鼓
    飯冨孔明
  • 大鼓
    原岡一之
    吉谷潔
  • 後見
    塩津哲生
    中村邦生
  • 地謡
    友枝雄人
    金子敬一郎
    粟谷充雄
    内田成信
    大島輝久
    友枝真也
    狩野祐一
    渡辺康喜

終了 15:45予定

  • 「翁」上演中は、途中入退場ができません。
アクセス
水前寺成趣園 能楽殿
〒862-0956 熊本市中央区水前寺公園8-1
  • 市電「水前寺公園」下車 徒歩約4分
  • JR豊肥本線「新水前寺」下車 徒歩約10分
  • お車でお越しの方は近くの有料駐車場をご利用ください。
注意事項
開催について
  • 雨天決行。荒天の場合はインターネットでの映像配信のみに変更する場合がございます。
  • 本公演は政府の定める新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドラインに沿って開催を致します。感染拡大状況に応じ、内容を変更する場合がございます。
  • 最新の情報は、当日ご来場前に、当サイトをご確認ください。
ご来場・上演について
  • マスク着用の上、ご来場ください。新型コロナウイルス感染予防対策及び会場のセキュリティ対策にご理解とご協力をお願いいたします。
  • 屋外で行われますので、暖かい服装でお越しください。
  • 「翁」上演中は、途中入退場ができません。あらかじめご了承ください。
  • 当日は映像撮影が入ります。
  • 出演者などの変更の場合はご了承ください。

翁 金沢公演

宝生流二十世宗家 宝生和英氏による屋外での「翁 金沢公演」の開催を企画しております。
2021年度予定。詳細は決まり次第、こちらでご案内いたします。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、公演日変更の可能性があります。

Symposium

SYMPOSIUM

オンラインシンポジウム

2021年に「翁」を考える

各地での公演・展覧会に合わせてオンライン・シンポジウムを開催いたします。

翁のより深い世界を感じていただければ幸いです。

シンポジウムは翁プロジェクトYouTubeチャンネルにて配信いたします。

事前にチャンネル登録いただくことで配信通知を受けることが可能です。

東京「翁」の発生と思想

開催日時

2021年2月19日(金) 19:00-20:30

参加費無料(オンライン配信のみ)/ アーカイブ配信も予定しています。

登壇者
  • 松岡心平(能楽研究者、東京大学名誉教授)
  • 中沢新一(思想家・人類学者、明治大学 野生の科学研究所 所長)
  • 沖本幸子(日本文学・芸能研究者、東京大学准教授)

金沢「加賀宝生の歴史を出発点に」

登壇者
  • 宝生和英(宝生流二十世宗家)
  • 西村聡(公立小松大学教授)
  • 稲葉俊郎(医師、医学博士)
  • 原瑠璃彦(モデレーター /「翁プロジェクト」事務局)
プログラム
  • 第一部:基調講演 西村聡 「加賀宝生の歴史と「翁」」
  • 第二部:クロストーク 西村聡×宝生和英×稲葉俊郎 「2021年に「翁」を考える」

Exhibition

EXHIBITION

2021年 京都展 開催予定

詳細は決まり次第、こちらでご案内いたします。

下記展覧会は終了いたしました。ご来場いただいたみなさま、誠にありがとうございました。

  • ①重要美術品「翁(白色尉)」「日光作/満昆(花押)」金泥極、室町時代15世紀|永青文庫蔵|前期展示
  • ②「縹地蜀江模様袷狩衣」江戸時代18世紀後半~19世紀前半|永青文庫蔵|通期展示
※プロジェクト概要に掲載の多武峰の翁面は展覧会には出品されません。

東京展

永青文庫

会期 2020年7月23日(木)
〜 8月30日(日)
会場 〒112-0015
東京都文京区目白台1-1-1

会期終了
開催概要はこちら

金沢展

金沢能楽美術館

会期 2020年12月12日(土)
〜 2021年1月31日 (日)
会場 〒920-0962
石川県金沢市広坂1-2-25

会期終了

  • ①重要美術品「翁(白色尉)」「日光作/満昆(花押)」金泥極、室町時代15世紀|永青文庫蔵|前期展示
  • ②「萌黄地変り蜀江模様袷狩衣」江戸〜明治時代19世紀|永青文庫蔵|通期展示
※プロジェクト概要に掲載の多武峰の翁面は展覧会には出品されません。

Booklet

BOOKLET

「翁」の本

「翁」入門書にして、無二の専門書

謎の老人が世界の平和と安泰を言祝ぐ「翁」。

能楽はこの謎に満ちた特別な演目を、今日まで大事に守り伝えてきました。

自然、芸術、思想……そこには現代の私たちが未来を生きるためのヒントが秘められています。

いま改めて「翁」を見つめ直すときが来ました。